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J-GLOBAL ID：201002258775086424   整理番号：10A0449218

電極上の被覆Li₄Ti₅O₁₂のレドックス活性固体層用のボルタンメトリー応答に影響する因子

Factors Affecting Voltammetric Responses for Redox-active Solid Layers of Li₄Ti₅O₁₂ Coated on Electrodes

著者 (5件)： OYAMA Noboru (Tokyo Univ. Agriculture and Technol., Tokyo, JPN) ,  YAMAGUCHI Shuichiro (Tokyo Univ. Agriculture and Technol., Tokyo, JPN) ,  MOCHIZUKI Yasumasa (Tokyo Univ. Agriculture and Technol., Tokyo, JPN) ,  SARUKAWA Tomoo (Tokyo Univ. Agriculture and Technol., Tokyo, JPN) ,  SHIMOMURA Takeshi (Tokyo Univ. Agriculture and Technol., Tokyo, JPN)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 78  号： 5  ページ： 375-379  発行年： 2010年05月05日 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リチウムイオン電池の電極材料のための充放電曲線を解析するために広く用いられてきた,格子-気体モデルでの相互作用エネルギーを基とするW.R.McKinnon理論の代わりに,電極上に閉込めた電気活性分子のためのサイクリックボルタンメトリー(CV)についてのLavironとMatsudaの理論的取扱いを,実験的に扱える物理量,すなわちレドックスサイト間の静電相互作用の,及びLi₄Ti₅O₁₂(LTO)固体状態層の電極速度論のパラメータを明らかにするために適用した。最低電位走査速度の可逆CVの半値幅(ΔE_p1/2)から,その活性物質の対応する引力はW/RT=1.64(4.07kJ・mol^-1)となり,これは格子気体モデルによって求めた相互作用エネルギーの同じ因子である。ピーク電位のシフトと中程度の電位走査速度に対する不可逆CVのΔE_p1/2及びピーク電流の変化から,レドックス電極反応過程に関する速度定数(k°′s^-1)と移動係数(α)の値はそれぞれ6.7×10^-3及び0.47~0.48となった。電極過程の速度論に関係する相互作用パラメータΔW^*/RTは-4.28~-4.68となった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *リチウム化合物 ,  *チタン酸塩 ,  酸化還元反応 ,  *サイクリックボルタンメトリー ,  *リチウムイオン電池 ,  *電極材料 ,  充放電サイクル ,  格子気体 ,  エネルギー ,  静電相互作用 ,  速度論 ,  速度 ,  半値幅 ,  反応速度定数 ,  物質移動係数 ,  *相互作用パラメータ ,  相互作用エネルギー
準シソーラス用語： 走査速度

分類 (3件)： 電極過程  (CB07040U) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  二次電池  (YB04030K)

引用文献 (13件)：

• 1) W. R. McKinnon, Insertion Electrode I, in Solid State Electrochemistry, P. G. Bruce (Ed), Cambridge University Press, Cambridge, p. 163 (1998).
• 2) A. H. Thompson, J. Electrochem. Soc., 126, 608 (1979).
• 3) T. Ohzuku and A. Ueda, J. Electrochem. Soc., 144, 2780 (1997).
• 4) E. Laviron, J. Electroanal. Chem., 52, 395 (1974).
• 5) E. Laviron, J. Electroanal. Chem., 105, 19 (1979).

タイトルに関連する用語 (6件)： レドックス ,  活性 ,  固体層 ,  ボルタンメトリー ,  応答 ,  因子