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J-GLOBAL ID:201002258871497915   整理番号:10A0695300

ヒト黒色腫を発生させる細胞は神経堤神経成長因子受容体CD271を発現する

Human melanoma-initiating cells express neural crest nerve growth factor receptor CD271
著者 (19件):
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巻: 466  号: 7302  ページ: 133-137  発行年: 2010年07月01日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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過去数年間に,ヒト黒色腫に腫瘍形成性がん幹細胞が存在するのかどうかという疑問が浮上している。本論文では,黒色腫で生細胞の移植を最大限にする過程を用い,腫瘍幹細胞(melanoma tumour stem cell;MTSC)は,高度に濃縮されたCD271+MTSC細胞集団として単離が可能と予想されることを示す。この研究の試料とされた腫瘍は,多様な部位や病期のものであった。FACS(fluorescence-activated cell sorting)法によって単離された生存能の高い細胞を,マトリゲルを含む溶媒に再懸濁し,T細胞,B細胞およびナチュラルキラー細胞を欠損するRag2-/-γc-/-マウスに移植した。細胞のCD271+集団は検討した黒色腫の90%(10個のうちの9個)で腫瘍発生集団であった。単離したCD271+黒色腫細胞を,Rag2-/-γc-/-マウスに移植したヒトの皮膚あるいは骨に移植すると,黒色腫が生じた。しかし,単離したCD271-細胞を移植した後には,黒色腫は発生しなかった。また,マウスに移植されたヒトCD271+黒色腫細胞に由来する腫瘍は,in vivoで転移が可能であったことも示す。CD271+黒色腫細胞におけるTYR,MART1,MAGEの発現が,それぞれ黒色腫患者の86%,69%,68%でみられないことは,これらの抗原に対するT細胞療法が,通常一時的な腫瘍縮小しか引き起こさない理由を説明する一助となる。Copyright Nature Publishing Group 2010
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分類 (2件):
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発癌機序・因子  ,  細胞膜の受容体 

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