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J-GLOBAL ID：201002258896950126   整理番号：10A0655107

磁場および圧力下のフラストレート重Fermi粒子反強磁性体YbAgGeにおける多重磁気転移

Multiple Magnetic Transitions in a Frustrated Heavy-Fermion Antiferromagnet YbAgGe under Magnetic Field and Pressure

著者 (5件)： KUBO Hirokazu (Hiroshima Univ., Hiroshima, JPN) ,  UMEO Kazunori (Hiroshima Univ., Hiroshima, JPN) ,  KATOH Kenichi (National Defense Acad., Kanagawa, JPN) ,  OCHIAI Akira (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  TAKABATAKE Toshiro (Hiroshima Univ., Hiroshima, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 79  号： 6  ページ： 064715.1-064715.5  発行年： 2010年06月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2.7GPaまでの圧力Pそして9.5Tまでの磁場下で重Fermi粒子反強磁性体YbAgGeの磁化Mおよび磁気抵抗を測定した。Ybイオンの擬かごめ格子をもつ六方ZrNiAl型構造に結晶化するこの化合物は二つの磁気秩序相,すなわち相I(T≦T_M2=0.65K)そして相II(T_M2≦T≦T_M1=0.8K)をもつ。圧力を2.2GPaまで増大させると,0.3KでのM(B_||a=9.5T)は1.5μ_B/Ybから1.8μ_B/Ybまで増大したが,M(B_||c=9.5T)はほとんど変化しなかった。M(B_||b)におけるメタ磁気転移場はP=0に対する4.6TからP=2.2GPaに対する3.3Tまで減少した。圧力がP^*=1.6GPaを超えると,T_MおよびM(B_||a)の初期勾配の両方が急激に増大し,B_||aに対する相Iの面積が膨張した。これらの観察は,1.6GPaより高い圧力そして4.5Tより高い磁場B_||aを印加することによりYb擬かごめ格子の磁気フラストレーションが部分的に抑制されることを示唆する。YbAgGeにおける磁気フラストレーションに対して2.7GPaまでの圧力下で詳細なB-T相図を検討した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *反強磁性体 ,  *重いFermi系 ,  磁場効果 ,  *圧力効果 ,  *磁気抵抗 ,  磁化 ,  *ゲルマニウム化合物 ,  *銀化合物 ,  *イッテルビウム化合物 ,  *磁気転移 ,  金属間化合物
準シソーラス用語： 重Fermi粒子 ,  多重磁気転移

分類 (2件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T) ,  金属結晶の電子伝導  (BM03033M)

タイトルに関連する用語 (5件)： 磁場 ,  重Fermi粒子 ,  反強磁性体 ,  多重 ,  磁気転移