抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,外航海運業をめぐる経営環境が著しく変化するのに伴って,海運各社は船舶管理を戦略的に行う必要性に迫られている。船舶管理会社は,船主との間で船舶管理契約書を締結して船主の代行者として委託された船舶に対して船舶管理の業務を遂行し,船主から管理費を受けとる。船舶管理会社の組織は,大きく分けて工務部,海務部,船員部,営業部の4部門から成り立っている。船舶の管理部門としては,海務(航海士が主となる)と工務(機関士が主となる)の二つの部門が船を管理する体制と,日常的業務を全て担うSI(Superintendent:監督)が,一人で管理全般を受け持ち,海務部門を含め組織としてSIをサポートする体制がある。本文では管理会社の問題点として,1)SIの確保・育成,2)船員の確保・育成,3)管理会社のリスク管理,4)船舶管理会社としてのコストパフォーマンスの配分問題,5)船主(オペレーター)と本船の問題の5項目を解説した。