抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
高温あるいは強い酸化剤の支配下におけるCNTの不満足な安定性は,pあるいはn型電界効果トランジスター(FETs)への使用を制限している。窒化ホウ素(BN)ナノチューブは,有望にも,酸化剤に対する優れた抵抗および高温における熱的安定性を有し,また,FETデバイスとしての代替応用の可能性を与える均一な電気特性を有している。本論文では,様々な芳香族分子(C
10H
8,C
14H
10,ポルフィリン,DDQおよびTCNQ分子を含む)によるBNナノチューブの非共有結合性官能基化の理論的計算により,我々は初めて安定なFETデバイスの候補としてのその可能性を評価した。我々は,1)これら芳香族分子が,-0.22(C
10H
8)から-0.42eV(ポルフィリン)までの範囲の吸着エネルギーで研究したBN上に安定に吸着されること,2)BNナノチューブの外側の壁上に親電子的分子が吸着することで,より小さいバンドギャップ(~0.90eV)を持つp型半導体を実現すること,2)求核芳香族分子の外面への吸着はn型半導体になることを見出した。この新しいBNナノチューブをベースとした材料はその優れた安定性の上から分子エレクトロニクスとしての有望性を与える。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.