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J-GLOBAL ID：201002259065322532   整理番号：10A0579546

燃料利用に向けた木材乾燥法の検討-スギ丸太の天然乾燥及びスギチップの人工乾燥-

著者 (4件)： 濱地秀展 (福岡県森林林技セ) ,  吉次昌則 (福岡県森林林技セ) ,  占部達也 (福岡県森林林技セ) ,  桑野泰光 (福岡県森林林技セ)
資料名： 九州森林研究  (Kyushu Journal of Forest Research)
号： 63  ページ： 191-194  発行年： 2010年03月31日 
JST資料番号： L2396A  ISSN： 1347-0779  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 燃料に使用される木材は主に建築廃材や製材端材で,含水率の低いものが多くチップ化のみで燃料に利用できるが,これから利用を期待されている林地残材は含水率が高く,燃料として利用するには乾燥等の前処理が必要である。生産コストを抑制するために,天然乾燥(自然乾燥)を中心とした乾燥試験を行った。また,高含水率の丸太から良質の燃料チップを得るための乾燥費用を比較するため,チップの人工乾燥におけるコスト比較を行った。天然乾燥は丸太の平積みと椪積み(桟積み,山積み)の2方法を試験した。桟積みによって夏場では2か月で燃料として使用できる平均含水率50%以下まで減少できることがわかった。人工乾燥については事前に天然乾燥を行うことによりコスト削減効果を得ることができた。

シソーラス用語： *スギ材 ,  *天日乾燥 ,  *廃物利用 ,  *木材チップ ,  含水量 ,  前処理 ,  生物燃料 ,  *乾燥試験 ,  原価低減 ,  積込み ,  比較 ,  夏 ,  共同処理
準シソーラス用語： 丸太 ,  *原価比較 ,  山積み ,  桟積み ,  *人工乾燥 ,  平積み ,  *林地残材

分類 (1件)： 製材・加工  (FF05032S)

引用文献 (12件)：

• 世利桂一 (2002) バイオマスハンドブック, 日本エネルギー学会編オーム社, 422pp, 東京.86-90.
• 日本建設機械化協会 (2008) 建設機械等損料表平成20年度版.156pp, 東京.
• 野原正人ほか (1977) 岐阜県林業セ研報5: 31-48
• 岩岡正博ほか (2007) 日林学術講118: PP2B.
• 市原孝志ほか (2009) 日林誌91: 192-200.

タイトルに関連する用語 (6件)： 燃料 ,  木材乾燥 ,  スギ ,  丸太 ,  天然乾燥 ,  人工乾燥