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J-GLOBAL ID：201002259072955559   整理番号：10A0329641

PAHsの成長におけるメチルラジカル類の役割

Role of Methyl Radicals in the Growth of PAHs

著者 (3件)： SHUKLA Bikau (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST) Higashi Tsukuba, JPN) ,  MIYOSHI Akira (Dep. of Chemical System Engineering, The Univ. of Tokyo, Tokyo, JPN) ,  KOSHI Mitsuo (Inst. of Engineering Innovation, The Univ. of Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the American Society for Mass Spectrometry  (Journal of the American Society for Mass Spectrometry)
巻： 21  号： 4  ページ： 534-544  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： W0174A  ISSN： 1044-0305  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： sp²炭素のネットワーク化におけるメチルラジカル類の役割をトルエン及びトルエン/アセトン混合物の気相熱分解生成物に対する質量スペクトルの速度論解析によって検討した。熱分解反応は管状の流通型反応器中において1140~1320Kの温度,10.38トルの一定な全圧及び0.585秒の滞留時間で行った。メチル置換の生成物及びその誘導体はアセトンの添加によって増大した。質量ピークは14質量単位の間隔でいくつかの配列が観測された。これらのイオン類は水素の引き抜き(-H)及びメチルラジカルの付加(+CH₃)によって生成したメチル置換生成物に対応した。それぞれの主要なピークにはメチル置換生成物の脱水素化/脱水素環状化(-H₂)によって生成したと推定される質量が2単位低いピークが一般に先行した。検出した化学種中に一次の芳香族縮合炭化水素のほかに多数のアルキル,環状の四融合化(CT),五融合化(CP)したモノ-,ジは及びポリ環状芳香族縮合炭化水素(PAHs)が含まれていた。分析の結果はメチル付加/環状化(MAC)がPAHの全ての融合部位からsp²炭素のネットワーク六方晶ネットワークの逐次成長を誘発するユニークな能力を示した。さらに,MACはPAHの成長における重要な疑問に答えることができ,他の報告された機構では非効率的なCT→CP→六方晶ネットワークの拡大であった。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *芳香族縮合炭化水素 ,  熱分解 ,  *質量スペクトル ,  流通反応器 ,  引抜反応 ,  付加反応 ,  脱水素 ,  六方晶系 ,  ネットワーク構造 ,  飛行時間法 ,  添加物効果 ,  脂肪族ケトン ,  アルキルベンゼン ,  アルキルラジカル
準シソーラス用語： *PAH ,  水素引抜反応

分類 (2件)： 有機化合物の物理分析  (CC03034A) ,  四環以上の炭素縮合多環化合物  (CF06090C)

物質索引 (3件)： アセトン ,  トルエン ,  メチルラジカル

タイトルに関連する用語 (4件)： PAHs ,  成長 ,  メチルラジカル ,  役割