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J-GLOBAL ID：201002259256833936   整理番号：10A0301034

エゾマツ7産地植栽木の開芽期と晩霜害-植栽後14年間の経年変化-

著者 (3件)： 小川瞳 (東大 北海道演習林) ,  木村徳志 (東大 北海道演習林) ,  倉橋昭夫
資料名： 北海道の林木育種  (Forest Tree Breeding of Hokkaido)
巻： 52  号： 2  ページ： 10-12  発行年： 2010年02月15日 
JST資料番号： Y0226A  ISSN： 0387-4184  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道内各地のエゾマツの開芽特性を明らかにするために,3年間にわたる開芽調査を行い,晩霜害と開芽時期との関係についての検討を目的とした。7産地の植栽木を定植して,毎年開芽の調査を1~2日間隔で実施し,また晩霜害による影響を評価して,影響度を無(0)~激(10)の11段階で被害度とした。結果は,開芽日は4月の平均気温との相関が高く,4月に開芽したものは激しい晩霜害を受けている。エゾマツは春季の気温の高い年には開芽が早まり,晩霜害を受ける危険性が高まるので,植栽立地は十分に吟味されるべきであり,温暖化による春の気温の上昇は,エゾマツの分布に影響するものと推察した。

シソーラス用語： *エゾマツ ,  植栽 ,  樹木 ,  *損害 ,  永年変化 ,  霜 ,  成長段階 ,  北海道
準シソーラス用語： 開芽期 ,  植栽木 ,  *晩霜害

分類 (1件)： 森林保育  (FF03040H)

引用文献 (4件)：

• 井口和信・小笠原繁男・笠原久臣・佐藤昭一: エゾマッ7産地種子の播種床の違いによる実生の消失および生育, 日林北支講40, 59-61, 1992
• 木村徳志・小笠原繁男・木佐貫博光・倉橋昭夫・渡邉定元: エゾマツ7産地苗の苗畑における生残過程, 日林北支論44, 95-97, 1996
• 木佐貫博光・倉橋昭夫: エゾマツ7産地苗の開芽期の変異と晩霜害, 日林北支論47, 58-60, 1999
• 小川瞳・高橋功一・犬飼慎也・大屋一美・木村徳志: 東大演習林苗圃における2008年晩霜害の被害状況, 日林北支論58 投稿中, 2010

タイトルに関連する用語 (7件)： エゾマツ ,  産地 ,  植栽木 ,  芽 ,  晩霜害 ,  植栽 ,  経年変化