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J-GLOBAL ID：201002259286064325   整理番号：10A0517795

巻き枯らし間伐木から発生する昆虫相および林内への影響調査

著者 (2件)： 宮田弘明 (高知県森林技セ) ,  深田英久 (高知県森林技セ)
資料名： 高知県立森林技術センター研究報告  (Bulletin of Kochi Prefectural Forestry Technology Research Center)
号： 34  ページ： 32-55  発行年： 2009年03月 
JST資料番号： Z0496A  ISSN： 1348-6004  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヒノキとスギ人工林における巻き枯らし間伐材から発生する昆虫相及び林内への影響調査を次の項目に沿って報告した。1)調査方法,2)結果と考察である。各林木の枯損状況は4~5夏経過後にはほとんどが枯損すると考えられた。材から発生した昆虫類は巻き枯らし木から樹皮下キクイムシ類,伐倒放置木からヒメスギカミキリなどが多かった。またその多くが枯死木や衰弱木,伐倒木などに穿孔し,健全木には穿孔しないものであった。これらのことから巻き枯らしによる間伐は,伐倒間伐に比べて作業効率が高く,発生した昆虫類が残存木に大きな被害を与えることはないと考える。

シソーラス用語： *間伐 ,  間伐材 ,  林分 ,  林木 ,  環境アセスメント ,  ヒノキ ,  スギ ,  人工林 ,  枯死 ,  樹皮 ,  キクイムシ科【昆虫類】 ,  カミキリムシ科 ,  評価 ,  無脊椎動物

分類 (2件)： 伐木,造材  (FF04000W) ,  森林生物学一般  (FF02010T)

引用文献 (13件)：

• 深田英久 (2006): 人工林の低コスト育林施業の体系化と環境保全機能への影響調査, 高知県森技セ研報 31, 24~91.
• 原 勇治 (2008): 巻枯らしによる間伐木の枯損過程と残存木の成長について, 島根中山間セ研報 4, 57-63.
• 金澤好一・小野里 光 (2004): 巻枯らし間伐 (1), 群馬林試業報, pp. 12-15.
• 金澤好一 (2005): ヒノキ林における巻枯らし間伐 (2), 群馬林試業報, pp. 14-17.
• 金澤好一 (2006): スギ林における巻枯らし間伐, 群馬林試業報, pp. 14-15.

タイトルに関連する用語 (4件)： 枯らし ,  伐木 ,  昆虫相 ,  調査