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J-GLOBAL ID：201002259351043403   整理番号：10A0999391

ブルドーザをベースにした対人地雷除去機の開発

著者 (1件)： 伊藤勝英 (小松製作所 建機第一開発セ)
資料名： 建設ロボットシンポジウム論文集  (Proceedings of the Symposium on Construction Robotics in Japan)
巻： 12th  ページ： 73-80  発行年： 2010年09月07日 
JST資料番号： L0878A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 世界中に1億個以上も埋設されたまま放置されている対人地雷により毎年多くの市民や地雷除去作業員が被害を被っている。2002年8月,日本の輸出貿易管理令の運用変更により対人地雷除去機が軍用車両の扱いから除外されたのを機に,2003年の経済産業省と独立法人新エネルギ・産業技術総合開発機構(NEDO)による助成金事業の適応を受け,人道支援のための対人地雷除去機を開発した。2004年にはアフガニスタン,2006年にはカンボジアで,外務省と財団法人日本国際協力システム(JICS)による研究支援無償プロジェクトに参加することで現地実証テストを実施した。地雷除去機に要求される機能は,1)確実に速く地雷を除去すること,2)凸凹や急傾斜地及び植生のある地盤でも稼動できること,3)爆破の衝撃に耐えること,4)安全に除去できること,5)除去後の探知作業が容易なこと。現地テストの結果,両国の様々な地盤条件においても500m²/h以上の作業速度が実証され,これは手作業の約25倍以上の処理能力である。ブルドーザベースとして日本で初めてとなる対人地雷除去機は上記の全ての要求項目を満たし,2007年より本格的に量産を開始した。以下,詳細について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *建設機械 ,  探査 ,  ブルドーザ ,  遠隔制御 ,  構造 ,  変速装置
準シソーラス用語： トランスミッション ,  *地雷除去機械 ,  地雷探知 ,  防爆構造

分類 (1件)： その他の建設機械  (QE03070W)

タイトルに関連する用語 (3件)： ブルドーザ ,  地雷除去機 ,  開発