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J-GLOBAL ID:201002259387209910   整理番号:10A1197833

フェノール誘導体によるトリメシン酸とピロメリト酸の共結晶/クラスレートの結晶構造におけるカルボン酸とフェノール性水酸基の相互作用

Carboxylic Acid and Phenolic Hydroxyl Interactions in the Crystal Structures of Co-Crystals/Clathrates of Trimesic Acid and Pyromellitic Acid with Phenolic Derivatives
著者 (3件):
資料名:
巻: 10  号: 10  ページ: 4565-4570  発行年: 2010年10月 
JST資料番号: W1323A  ISSN: 1528-7483  CODEN: CGDEFU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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トリメシン酸(H3TMA)とピロメリト酸(H4PMA)はフェノールあるいはm-クレゾール溶媒中で共晶を形成する傾向がある。カルボン酸二量体中に水酸基が入り込んで形成されたシントンIIをX線回折によって観測した。このシントンIIの変化によってH3TMAの蜂の巣状の網目構造は変形し,魚骨配列になった。この構造変化によって生じた空洞にはフェノールの芳香族部分が充填された。しかし,-COOHシントン中へのフェノール基の挿入はH4PMAの場合は観測されなかった。最初にH4PMAはフェノール,o-,p-,m-クレゾールおよびp-クロロフェノールのようなフェノール性ゲストを加えるとクラスレート化合物を形成した。それから4種のゲスト分子によるH4PMA錯体はすべてシントンIによる正方格子の網目構造を形成した。さらに,これらの正方格子構造では2つの充填モードがホスト/ゲスト比とゲスト分子のサイズに依存して観測された。H3TMAの場合フェノールがシントンIを分離するが,H4PMAの場合フェノールはシントンIによる正方格子の形成を誘導することがわかった。H3TMAのフェノール錯体は共晶と見なすことができるが,H4PMAはクラスレートと見なされる。シントンIIと-IIIの結晶構造決定(CSD)によって,酸-塩基度と水素結合強度の間に相関関係のあることを示した。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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分子化合物  ,  分子化合物の結晶構造 
物質索引 (7件):
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