抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
外観検査において,しみ,光沢むら等の正常部に対して明確なクラスタリングが困難な欠陥(低コントラスト欠陥)が各分野で問題となっており,その効果的な自動検査法が望まれている。本稿では,ICリードフレームのパッドと呼ばれるICチップ搭載箇所を検査対象とする。ICリードフレームのパッド部における低コントラスト欠陥は,正常部との濃度分布を明確に区分することが難しく,また,大きさや形状も様々であるため,従来の手法では困難である。そこで,本手法では,スプライン関数を用いたICリードフレームの低コントラスト欠陥検査方法を提案した。本手法は,スプライン関数を用いて検査対象画像毎に仮想良品画像を作成し,これを比較検査法の参照画像として用いるものである。この仮想良品画像は,スプライン曲面として構成され,その補間機能を用いることにより,正常部と欠陥部の差別化が可能となり,低コントラスト欠陥検出および良品の誤検出の低減を可能とする。実験により提案手法の有効性を確認した。