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J-GLOBAL ID:201002259566428004   整理番号:10A0260752

植物における種間交雑の重要性-東北地方に分布する植物を例として-

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資料名:
巻: 10  号:ページ: 23-29  発行年: 2010年02月20日 
JST資料番号: L4601A  ISSN: 1346-6852  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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植物では種間交雑は比較的一般に見られる現象である。今回,東北地方に分布する植物種を対象に交雑現象について研究を行った例を紹介した。スイカズラ科タニウツギとキバナウツギは北日本では同所的に分布し,これらの2種が接触する地域には両者の形態を併せ持つ個体が見られ,各ITS領域に関して両種に特異的な変異を併せ持ち,恐らくF1個体と思われる。メギ科イカリソウ属は頻繁に交雑個体が生じる。イカリソウとキバナイカリソウは生殖的隔離は生じておらず,母系遺伝をする葉緑体DNAはキバナイカリソウ型が交雑帯を含め,太平洋側の集団まで見られるのに対して,両性遺伝する核DNAと葉緑体DNAの組合せで交雑個体と思われる固体の頻度が高かった。さらに,ガガイモ科イヨカズラとフナバラソウ,イネ科ヒゲノガリヤスとカニツリノガリヤスの交雑個体を解析し,交雑現象は進化生物学的関心のみならず,生物多様性保持の点からのアプローチされるべき重要な現象であることを示した。
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分類 (1件):
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生殖 
引用文献 (17件):
  • ARNOLD, M. L. Natural hybridization and Evolution. 1996
  • ARNOLD, M. L. Evolution through genetic exchange. 2006
  • BUGGS, R. J. A. Empirical study of hybrid zone movement. Heredity. 2005, 99, 301-312
  • GRANT, V. Plant speciation. 1981
  • GROSS, B. L. The ecological genetics of homoploid hybrid speciation. J. Hered. 2005, 96, 241-252
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