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J-GLOBAL ID:201002259611703313   整理番号:10A0531340

主要配位子としてマロナートと対イオンとしてプロトン化2-アミノ-4-ピコリンを有する新規Cu(II)錯体のヌクレアーゼ活性を誘起するDNA結合能と過酸化水素

DNA Binding Ability and Hydrogen Peroxide Induced Nuclease Activity of a Novel Cu(II) Complex with Malonate as the Primary Ligand and Protonated 2-Amino-4-picoline as the Counterion
著者 (14件):
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巻: 114  号: 17  ページ: 5851-5861  発行年: 2010年05月06日 
JST資料番号: W0921A  ISSN: 1520-6106  CODEN: JPCBFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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試薬を化学量論比で単純混合することによって純水性媒質から調製できる水溶性Cu(II)錯体[Cu(mal)2](picH)2・2H2Oは固体状態における興味深い超分子特徴に対する結晶工学から興味を引いている。ここに,malはマロン酸,picHはプロトン化2-アミノ-4-ピコリンである。種々の生物物理技法によってプラスミドDNA及び染色体DNAとこのCu錯体の結合を特性化した。吸着と蛍光分光法研究から,pH7.4の10mMクエン酸-リン酸塩緩衝液中結合親和性それぞれ2.368×103と4.0×103/Mでもって当該銅錯体がpUC19プラスミドとウシ胸腺DNAと強結合することを観測した。分光蛍光分析研究は銅錯体が部分的DNAインターカレーションと同様に部分DNA副溝結合性質を示すことを明らかにした。その結果,アガロースゲル電気泳動研究において,錯体が単独でプラスミドDNAにおける正のスーパーコイル形成を誘起し,一方,過酸化水素存在でヌクレアーゼ活性を示すことを観測した。DNA主鎖における切断誘起はDNAとのインキュベート時間に従う過酸化水素と銅錯体の相対的濃度に依存する。過酸化水素の存在でこの錯体のヌクレアーゼ活性を特性化するため,光学的DNA融解研究,等温滴定熱量測定及び吸着分光法を使用した。更に,1H NMR研究は錯体のCu(II)が過酸化水素の還元によってCu(I)状態に変換されることを指示した。最後に,種々のラジカルスカベンジャを用いるアガロースゲル電気泳動研究はヒドロキシラジカルと反応性酸素種両者の産生がこのヌクレアーゼ活性に係わっていることを結論付けた。
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分類 (2件):
分類
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核酸一般  ,  第11族,第12族元素の錯体 
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