文献

J-GLOBAL ID：201002259628728263   整理番号：10A0950033

真空中インパルス電圧印加時における電極間微小電流発生メカニズムの検討

Mechanism of Small Current Generation under Impulse Voltage Applications in Vacuum

著者 (6件)： 青木圭太 (名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻) ,  安川英明 (名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻) ,  小島寛樹 (名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻) ,  本間三孝 ((株)東芝) ,  塩入哲 ((株)東芝) ,  大久保仁 (名古屋大学大学院工学研究科電子情報システム専攻)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 130  号： 9  ページ： 781-786 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 真空中において平行平板電極にインパルス電圧を繰返し印加することによって発生する微小電流に注目し,その電流値や発生開始時間の推移などの微小電流特性について検討した。また,平行平板電極のギャップ長,真空度を変化させ,微小電流特性を取得することによって微小電流の発生メカニズムを検討した。その結果,以下のことが分かった。1)電圧を繰返すことで微小電流はコンディショニング効果によって減少する。2)同一印加電圧において,微小電流は電流の減少とともに発生開始時間が次第に遅れる傾向にあり,また,微小電流の発生開始時間と電流波形はギャップ長に対して変化する。3)真空度が10^-2Paにおいて電圧印加を繰返した場合には,微小電流は減少せず,時間とともに増加し,飽和に至る。

シソーラス用語： 真空 ,  衝撃電圧 ,  電極 ,  *電流発生 ,  電流 ,  間隙 ,  電流測定 ,  圧力効果 ,  時間依存性 ,  *開閉装置【電気】 ,  電流波形 ,  平行板
準シソーラス用語： 微弱電流 ,  平行平板

分類 (1件)： 開閉装置  (NB09030I)

引用文献 (19件)：

• (1) H. Okubo : “Technical Trend of Environment-friendly High Voltage Vacuum Circuit Breaker (VCB)”, IEEJ Trans. PE, Vol. 123, No. 2, pp. 129-132 (2003-2) (in Japanese)
• 大久保仁:「環境低負荷の真空遮断器 (VCB) 高電圧化技術動向」,電学論B, 123, 2, pp. 129-132 (2003-2)
• (2) M. Homma, M. Sakaki, E. Kaneko, and S Yanabu : “History of Vacuum Circuit Breakers and Recent Developments in Japan”, IEEE Trans. DEI, Vol. 13, pp. 85-92 (2006)
• (3) H. Okubo and S. Yanabu : “Feasibility Study on Application of High Voltage and High Power Vacuum Circuit Breaker”, 20th Int. Symp. on Discharge and Electrical Insulation in Vacuum, pp. 275-278 (2002)
• (4) L. L. Alston : HIGH-VOLTAGE TECHNOLOGY, pp. 59-92, Oxford University Press (1968)

タイトルに関連する用語 (4件)： インパルス ,  電圧印加 ,  微小電流 ,  発生メカニズム