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J-GLOBAL ID：201002259692945472   整理番号：10A0069329

廃ガラスと炭酸カルシウムの水熱固化

Hydrothermal Solidification of Waste Glass and Calcium Carbonate

著者 (5件)： 今泉晴貴 (東北大 大学院環境科学研究科) ,  前田浩孝 (東北大 大学院環境科学研究科) ,  中松亮 (エコテクノロジー研究所) ,  JING Zhenzi (同済大) ,  石田秀輝 (東北大 大学院環境科学研究科)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 17  号： 344  ページ： 30-35  発行年： 2010年01月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 琉球ガラスは沖縄県の伝統工芸品であるが,着色されているため再利用が困難であり,廃材の新たな再利用法の開発が望まれている。本研究では,地域資源の利活用と地球環境保全から,琉球ガラスと石灰石粉末の有効利用法を検討した。琉球ガラスとカルサイトを出発原料とし,琉球ガラス/カルサイトの水熱固化の可能性及び反応挙動を明らかにした。水熱固化法を用いることで琉球ガラスとカルサイトを原料とした固化体の作製に成功した。200°Cの比較的低温の水熱処理により固化体は緻密化によらない強度発現を示し,10hの水熱処理で15.2MPaの曲げ強度を示した。水熱処理によってガラスの溶解と析出物の生成が進行し,モルデナイト,ゼオライト,アルカリ成分を含むケイ酸カルシウム水和物が生成した。

シソーラス用語： 固形廃棄物 ,  産業廃棄物 ,  資源 ,  沖縄県 ,  *炭酸カルシウム ,  環境保全 ,  利用 ,  *リサイクル ,  廃棄物処理 ,  化学反応 ,  *水熱合成 ,  凝固 ,  曲げ強さ ,  析出物 ,  モルデナイト ,  合成ゼオライト ,  ケイ酸カルシウム ,  水和物 ,  反応生成物 ,  相組成 ,  方解石 ,  相対密度 ,  粒径 ,  粒度分布 ,  細孔径分布 ,  微細構造
準シソーラス用語： *廃ガラス ,  地域資源 ,  有効利用 ,  水熱反応 ,  固化処理 ,  その場反応 ,  カルサイト ,  微細組織

分類 (2件)： ガラスの製造  (YC02020O) ,  廃棄物処理  (YC01050O)

引用文献 (23件)：

• TAKIGUCHI, H. J. Indus. Ecol. 2008, 12, 792-798
• TOPCU, I. B. Cem. Concr. Res. 2004, 34, 267-274
• CORINALDESI, V. Waste Management. 2005, 25, 197-201
• ISMAIL, Z. Z. Waste Management. 2009, 29, 655-659
• INGRAM, K. D. Cem. Concr. Compos. 1991, 13, 165-170

タイトルに関連する用語 (4件)： 廃ガラス ,  炭酸カルシウム ,  水 ,  固化