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J-GLOBAL ID：201002259693809360   整理番号：10A1321850

テテリンによるつながれたエンべロープ化ウイルスの機構への構造的洞察

Structural insight into the mechanisms of enveloped virus tethering by tetherin

著者 (10件)： YANG Haitao (Yale Univ., CT) ,  WANG Jimin (Yale Univ., CT) ,  JIA Xiaofei (Yale Univ., CT) ,  MCNATT Matthew W. (Rockefeller Univ., NY) ,  ZANG Trinity (Rockefeller Univ., NY) ,  PAN Baocheng (Yale Univ., CT) ,  MENG Wuyi (Yale Univ., CT) ,  WANG Hong-Wei (Yale Univ., CT) ,  BIENIASZ Paul D. (Rockefeller Univ., NY) ,  XIONG Yong (Yale Univ., CT)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 43  ページ： 18428-18432  発行年： 2010年10月26日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 完全長テテリンエクトドメイン(ED,残基47-161,2結晶型),3個のCysをAlaに置換したテテリンED変異体(テテリンED-3A,C53A/C63/C91A)及びマルトース結合蛋白質と融合したテテリンED-3AのC末端切り込み(MBP-テテリンED-3A-N,残基52-139)の結晶構造を,2.3Å-3.2Åの分解能で決定した。安定テテリン二量体の構造比較から,アミノ酸残基A88及びG109の2個のヒンジでの制限された柔軟性を明らかにし,この柔軟性はテテリンの抗ウイルス性結合能を増強する可能性を示唆した。安定なテテリン頭部形成にはジスルフィド結合が必要であり,テテリン頭部では4ヘリックス束の相互作用を形成していた。荷電残基特にテテリン頭部の荷電残基は細胞膜或いはビリオン膜の脂質との相互作用によりテテリンの機能に関与していることを示唆した。

シソーラス用語： *結晶構造 ,  ヘリックス構造 ,  膜脂質 ,  *抗ウイルス作用 ,  ジスルフィド結合 ,  二量体 ,  安定性 ,  塩基対置換 ,  タンパク質工学 ,  突然変異体 ,  融合タンパク質
準シソーラス用語： *テテリン ,  蛋白質安定性 ,  アミノ酸置換

分類 (2件)： 分子構造  (EB03020Y) ,  抗ウイルス薬の基礎研究  (GW17040O)

タイトルに関連する用語 (3件)： ロープ ,  ウイルス ,  洞察