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J-GLOBAL ID:201002259714044350   整理番号:10A0127971

ミセル溶液中の髄膜炎菌の脂質付加外膜蛋白質LP2086のNMR動力学と抗体認識

NMR dynamics and antibody recognition of the meningococcal lipidated outer membrane protein LP2086 in micellar solution
著者 (17件):
資料名:
巻: 1798  号:ページ: 87-93  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Neisseria meningitidisは髄膜炎の主原因である。いくつかの病原血清型に対しては予防用ワクチン接種ができるが,血清型B髄膜炎菌はワクチン研究者にとっての難題である。外膜脂質蛋白質のファミリーの,LP2086(又は,H因子結合蛋白質,fHbp)は殺菌抗体を引き出すことが示されていて,カクテルワクチン候補の現在一部である。ミセル溶液中の変異体LP2086-B01のNMR構造は生物学的膜上のこれらのファミリーの蛋白質の形態に対する洞察を提供する。全髄膜炎菌細胞でのフローサイトメトリー試験,モノクローナル抗体との結合試験,およびミセル溶液中のNMR構造を基にして,LP2086-B01がその脂質付加されたN端システインを通して細菌外膜に係留すること,一方,柔軟な20残基リンカーが細菌を取り巻く脂質オリゴ多糖類の上層に蛋白質を位置することを以前に提案した。この形態は,免疫系に対して抗原露出を増加することを示唆されていた。本研究で,膜模倣系としてミセル溶液を使用して,脂質付加と非付加の変異体LP2086-B01の主鎖動力学を特性化した。加えて,モノクローナルMN86-1042-2から誘導したFab断片との結合試験も行った。データはN端リンカーの長さと柔軟性のために,抗原はミセルと接触せず,それ故,両N-とC-ドメインを宿主免疫系に大いに使用できるようにさせることを示唆した。この動的モデルは,MN86-1042-2で得られた結合データと合わせて,LP2086-B01が細胞外空間にひとつの面を露出しているという,筆者らの以前に提案した配置を支持した。MN86-1042-2抗体の結合は,N-ドメインがこのモノクローナル抗体の主要な標的であることを示し,このドメインがこのファミリーの蛋白質で免疫学的に重要であるさらなる指摘を提供している。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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分子構造  ,  感染症・寄生虫症一般 

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