抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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腸炎ビブリオは水生環境において見い出され,世界中の水産食品に起因する腸炎の主要原因菌である。加水分解プローブを用いたリアルタイムPCR(Q-PCR)アッセイを評価し,この方法がエビにおける総,tdh及びtrh陽性腸炎ビブリオの効率的計測に使用できるかどうかについて調べた。Vibrio,Photobacterium,Shewanella及びAeromonasの12の非標的細菌種から12株を用いて,このアッセイ法の特異性を評価した。適切な標的遺伝子を持つ腸炎ビブリオのみが蛍光シグナルを発生した。最確数(MPN)-PCRを用いて,Q-PCR及び従来の培養法による細菌投与エビの分析により,このアッセイのロバスト性を評価した。6時間の増殖後に,このアッセイ法は細菌投与エビ試料において5腸炎ビブリオ細胞/gエビ未満の総及び病原性腸炎ビブリオの検出に成功した。得られたQ-PCRの結果をMPN-PCRフォーマットにより得られたそれと比較した。両方法の間で優れた相関を全てのケースで認めた(R
2>0.9742)。85匹の天然エビ試料へのこのQ-PCRアッセイの適用により,このマトリックスにおける腸炎ビブリオの優れた定量性をもたらし,得られた菌数はMPN-PCRにより得られたそれと相関した(P=0.2598)。したがって,この迅速且つ高感度Q-PCRは天然エビ試料における腸炎ビブリオの定量に使用できる。このアッセイは甲殻類におけるビブリオの存在を試験するためのツールとして欧州委員会の要求に対応して提案され,このドメインの登録はおそらく可能になるだろう。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.