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J-GLOBAL ID:201002259728352120   整理番号:10A0108072

チャイニーズハムスター卵巣細胞において,ヘテロクロマチン間質性テロメア配列と放射線類似化合物ストレプトニグリンにより誘導される染色体損傷との関係

Relationship between heterochromatic interstitial telomeric sequences and chromosome damage induced by the radiomimetic compound streptonigrin in Chinese hamster ovary cells
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資料名:
巻: 684  号: 1-2  ページ: 90-97  発行年: 2010年02月03日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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汎テロメアプローブを用いるPNA-およびQ-FISH技術を用いて,(ヘテロクロマチン)間質性テロメア配列(ITSs)と放射線類似物質ストレプトニグリン(SN)により誘導される染色体損傷との関係をチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞により研究した。CHO細胞を濃度増大させたSNに曝露させ,処理後の最初の有糸分裂における染色体異常を分析した。細胞遺伝学的分析より,処理後18hおよび3hで採取した細胞において,snで誘導された全体の異常のそれぞれ16.9%および11.7%が一つまたはそれ以上のFISH検知可能なテロメアシグナルを示した。ITSsを含む動原体領域で顕著なSN誘導性染色体破損があるものの,SN処理細胞で認められるテロメアシグナルを示す染色体破損の約70%が,染色体動原体領域の外側で生じた。この観察は,SN処理および無処理の両者における全体標識された無動原体断片の発見とともに,この抗生物質がITSsを含む動原体領域における破損を誘導することは事実であるものの,これらの染色体領域がSNによる染色体異常誘発作用の優先的標的になっているわけではないことを示す。それに加えてこれらの結果は,ヘテロクロマチンITSsが予想以上にSNにより誘導されるクロマチド破損や交換の形成に関与し,これらの配列がこの抗生物質に誘導される二動原体,多動原体,動原体環,染色体破損,無動原体断片およびクロマチド欠失の形成に優先的に関与していないことを示す。これらの発見は,SNに誘導される染色体損傷におけるヘテロクロマチンITSsの関与がランダムではないことを示す。さらに,その効果は薬剤濃度によるが,SNがテロメア反復移動を誘導しITSsのサイズを増加させることを示す。もっとも後者の効果は曝露細胞染色体のこの化合物に対する感受性に関連しないけれども。SNがヘテロ染色体ITSsの増幅を機構は今後明らかにすべき課題である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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分子遺伝学一般  ,  遺伝的変異  ,  抗腫よう抗生物質の基礎研究 
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