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J-GLOBAL ID:201002259791429893   整理番号:10A0066143

電力系統における需給アンバランスを最小化する系統分離線路の選定法

A Method for Selecting the Lines to be opened to Minimize the Imbalance between Total Generator Output and Total Loads in a Separated Power System
著者 (2件):
資料名:
巻: 130  号:ページ: 17-24 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: S0809A  ISSN: 0385-4213  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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電力系統は事故後,分離された系統に大きな需給アンバランスがあると,周波数や電圧に異常が生じ,負荷遮断,脱調,広域停電へと悪化することが懸念される。この現象を防ぐために分離後の系統の需給アンバランスを最小化するような解列線路を選択する方法を開発することを,本研究は目的としている。本論文では,広域停電を防止するために,系統分離時の需給アンバランス量を小さくすることを目的に,系統分離判定の高速化,大規模系統で小さい電圧となるノードは接続するノードか否かを判断する方法,アンバランス量を最小にするように解列線路を選択する手法を提案した。そして,電気学会EAST10モデルを基にしたモデル系統でシミュレーションを行い,提案した手法が妥当であることを示した。提案手法はリアルタイム制御への適用と予防制御への適用が考えられる。リアルタイム制御の事故波及防止システムの応動は次のようになる。まず,事故発生後,脱調を予測する線路を集める。次に,集めた線路の組合せから系統が分離するかどうかを判定する。分離が予想される場合,各分離系統内の発電機群を選択しグループとする。そして,分離系統内の発電量の合計と負荷の合計の差分(需給アンバランス)を求める。最初の線路の組合せをスタートとして,需給アンバランスを減少するように解列する線路の組合せを替えて最小化する。
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分類 (1件):
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電力系統一般 
引用文献 (12件):
  • (1) 電力中央研究所: 「大停電,日本は大丈夫か— 北米停電の原因分析—」, http://www.denken.or.jp/topics/network/doc.html
  • (2) 電気協同研究会: 「電力品質に関する動向と将来展望」, Vol. 55, No. 3 (2000)
  • (3) 東京電力(株): 「電力系統の基本的要件と我が国の電力系統の特徴について」, 第5回電気事業分科会資料, p. 4 (2002)
  • (4) 電気学会系統脱調・事故波及防止リレー技術: 「電気学会技術報告」, No. 801 (2000)
  • (5) 「特集 系統安定化システムの現状」, OHM, No. 5 (1996)
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