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J-GLOBAL ID：201002259811811617   整理番号：10A1323695

高分子溶融物におけるセグメント緩和の鎖長依存性:ポリ(プロピレンオキシド)について分子動力学シミュレーション研究

Chain-Length Dependence of the Segmental Relaxation in Polymer Melts: Molecular Dynamics Simulation Studies on Poly(propylene oxide)

著者 (3件)： BORMUTH A. (Technische Univ. Darmstadt, Darmstadt, DEU) ,  HENRITZI P. (Technische Univ. Darmstadt, Darmstadt, DEU) ,  VOGEL M. (Technische Univ. Darmstadt, Darmstadt, DEU)
資料名： Macromolecules  (Macromolecules)
巻： 43  号： 21  ページ： 8985-8992  発行年： 2010年11月09日 
JST資料番号： B0952A  ISSN： 0024-9297  CODEN： MAMOBX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2~100単量体ユニットからなるポリ(プロピレンオキシド)鎖を用いて分子動力学シミュレーションを行ない,セグメント(α)緩和の分子量依存性を検討した。α緩和の性質は非干渉性中間体散乱関数に基づき解析した。全ての鎖長で緩和時間の温度依存性はArrhenius則ではなく,Vogel-Fulcher-Tammann則に従って記述することができる。脆性は鎖長に無関係であり,α緩和の性質例えば緩和時間は鎖長の滑らかな関数であることを示した。これらの結果は重合度の増加はオリゴマレジームにおいてはガラス転移現象の定性的な変化を導かないことを示している。α緩和の分子量依存性は特性比のそれに非常に類似で,セグメント運動と鎖の立体配座の間の近い関係を意味している。

シソーラス用語： 融解高分子 ,  *緩和現象 ,  依存性 ,  鎖長効果 ,  *ポリプロピレンオキシド ,  *計算機シミュレーション ,  散乱関数 ,  緩和時間 ,  温度依存性 ,  ガラス転移 ,  立体配座 ,  自由体積 ,  脆性
準シソーラス用語： Vogel-Fulcher則 ,  鎖長依存性 ,  *分子動力学シミュレーション

分類 (1件)： 高分子の立体構造  (CG02031G)

タイトルに関連する用語 (7件)： 高分子溶融物 ,  セグメント ,  緩和 ,  鎖長依存性 ,  プロピレンオキシド ,  分子動力学シミュレーション ,  研究