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J-GLOBAL ID:201002259823348041   整理番号:10A0703743

Calanus finmarchicus(甲殻類,カイアシ類)へのジエタノールアミン曝露の分子効果

Molecular effects of diethanolamine exposure on Calanus finmarchicus (Crustacea: Copepoda)
著者 (8件):
資料名:
巻: 99  号:ページ: 212-222  発行年: 2010年08月15日 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アルカノールアミン類は工業,農業及び薬事の用途と製品で広範囲に使われる表面活性化学物質である。天然ガスからCO2の除去における及び化石燃料燃焼の後のCO2捕獲用ジエタノールアミン(DEA)のようなアルカノールアミン類の利用は特に興味がある。この普及利用にかかわらず,これら化合物の環境毒物学的影響について知られていることは比較的少ない。海洋環境のアルカノールアミン類の潜在的効果を評価しようとする試みで,北大西洋の重要な種,浮遊性カイアシ類Calanus finmarchicusを,DEAの亜致死曝露の後の分子効果について検討した。トランスクリプトーム及びメタボロームプロファイリングにおけるDEA誘導変化を,それぞれ抑制減法交雑(SSH)遺伝子ライブラリー法及び高分解能マジック角スピニング核磁気共鳴(HR-MAS NMR)を使って評価した。伝えられたところによれば脂質代謝,抗酸化系,金属結合及びアミノ酸と蛋白質異化代謝にかかわった遺伝子の転写で効果が観察された。これら効果は,脂肪酸誘導体,アミノ酸(トレオニン,メチオニン,グルタミン,アルギニン,アラニンとロイシン)及びコリン類(コリン,ホスホコリンとグリセロホスホコリン)の一部変更発現を伴った。一緒にして,SSHとHR-MAS NMRは,C.finmarchicusのDEAとの分子反応評価の補足的スクリーニングツールを提供し,他の化学物質と生物の研究に使えた。EDA曝露と単一遺伝子転写との間の-濃度-反応と時間-反応を定量PCRを使って調べた。EDA曝露と,蛋白質異化代謝(ユビキチン特異的プロテアーゼ-7),金属イオンホメオスタシス(フェリチン)及び酸化ストレスの防衛策(γ-グルタミルシステインシンターゼ,グルタチオンシンターゼとCu/Zn-スーパーオキシドジスムターゼ)との特異関係があった。これら実験で使われた最低アルカノールアミン濃度で,LC50濃度の0.5%に相当した,転写効果は観察されず,一層低い分子効果水準に関する情報を与えた。終わりに,DEA曝露の後に沢山の異なった遺伝子の類似の転写パターンが観察され,毒性と反応の類似のメカニズムを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (6件):
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遺伝子発現  ,  有機化合物の毒性  ,  外来物質の代謝と生体内変換  ,  その他の汚染原因物質  ,  脂肪族アミン・イミン・第四アンモニウム・インモニウム  ,  遺伝子操作 
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