抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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魚類の硬組織上にできる輪紋周期性の検証結果は資源管理に大きな影響をもたらす。しかし,従来よく利用されるデータに対して,客観的・定量的に輪紋周期性を推定する手法は存在しなかった。そこで,通常の二項応答変数モデルと循環統計分布を組み合わせて輪紋周期の推定を行うという新しい統計モデルを開発した。さらに,本手法の有効性を検証するため,シミュレーションによる試験を行うことにより,通常得られる程度のデータ数(一ケ月に20個体程度のデータ)があれば,正確に輪紋周期性を推定できることを示した。本手法は,今後の水産生物資源の持続的利用のために大いに活用されることが期待される。(著者抄録)