文献

J-GLOBAL ID：201002259943813414   整理番号：10A0537657

マルテンサイト系ステンレス鋼の拘束した重ね継手構造のレーザビーム溶接に関する実験的検討

Experimental investigation on laser beam welding of martensitic stainless steels in a constrained overlap joint configuration

著者 (5件)： KHAN M.m.a. (Dep. of Mechanical, Nuclear and Production Engineering, Univ. of Pisa, Via Bonanno Pisano, 25/B, Pisa 56126, ITA) ,  ROMOLI L. (Dep. of Mechanical, Nuclear and Production Engineering, Univ. of Pisa, Via Bonanno Pisano, 25/B, Pisa 56126, ITA) ,  FIASCHI M. (Continental Automotive Italy S.p.A., ITA) ,  SARRI F. (Continental Automotive Italy S.p.A., ITA) ,  DINI G. (Dep. of Mechanical, Nuclear and Production Engineering, Univ. of Pisa, Via Bonanno Pisano, 25/B, Pisa 56126, ITA)
資料名： Journal of Materials Processing Technology  (Journal of Materials Processing Technology)
巻： 210  号： 10  ページ： 1340-1353  発行年： 2010年07月01日 
JST資料番号： H0650A  ISSN： 0924-0136  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報告では,マルテンサイト系ステンレス鋼の拘束した重ね合わせ構造のレーザ溶接に関する実験的検討について記す。検討は,レーザ出力,溶接速度及びファイバー径のビード形状と溶接部の機械的性質への影響を調査することを主眼とした。選択した溶接継手の金属学的調査では,通常の溶接で各部に形成される様々の金属組織が観察された。レーザ出力と溶接速度が溶接部形状と剪断力に最も強く影響することがわかった。同じ特性値を線で表す等高線グラフにより,溶接部幅を除くすべての特性が,レーザ出力と溶接速度,溶接速度とファイバー径,ファイバー径とレーザ出力の,それぞれの2つの要因の相互作用を受けることを明らかにした。また,エネルギー密度のグラフは,溶込深さと直線関係を示すが,他の特性とはわずかな非線形関係しか示さない。さらに,金属学的解析によると溶融部は,凝固結晶粒と亜結晶粒境界に沿った共晶フェライトを含むマルテンサイト系組織から成る樹枝状組織である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ステンレス鋼 ,  *レーザ溶接 ,  *溶接継手 ,  拘束 ,  重ね継手 ,  *溶接部 ,  溶接ビード ,  *機械的性質 ,  *金属組織 ,  樹枝状結晶 ,  レーザ出力 ,  溶接速度
準シソーラス用語： *マルテンサイト系ステンレス鋼 ,  溶込深さ

分類 (1件)： 溶接技術  (WC07030G)

タイトルに関連する用語 (5件)： マルテンサイト系ステンレス鋼 ,  拘束 ,  重ね継手 ,  レーザビーム溶接 ,  実験