文献

J-GLOBAL ID：201002260077486008   整理番号：10A0483560

リケッチア属共生者は捕食寄生ハチPnigalio soemius(膜翅類:Eulophidae)にいて単為生殖的繁殖を引起す

Rickettsia Symbionts Cause Parthenogenetic Reproduction in the Parasitoid Wasp Pnigalio soemius (Hymenoptera: Eulophidae)

著者 (6件)： GIORGINI M. (Istituto per la Protezione delle Piante, CNR, Portici (NA), ITA) ,  BERNARDO U. (Istituto per la Protezione delle Piante, CNR, Portici (NA), ITA) ,  MONTI M. M. (Istituto per la Protezione delle Piante, CNR, Portici (NA), ITA) ,  NAPPO A. G. (Istituto per la Protezione delle Piante, CNR, Portici (NA), ITA) ,  GEBIOLA M. (Istituto per la Protezione delle Piante, CNR, Portici (NA), ITA) ,  GEBIOLA M. (Universita di Napoli “Federico II,” Portici (NA), ITA)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 76  号： 8  ページ： 2589-2599  発行年： 2010年04月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 寄生バチPnigalio soemiusにおける単為生殖について調べた。P.soemiusの生殖における共生細菌の関与の可能性を検討した。ここでは,抗生物質処理と供試昆虫の核解析手法を用いて共生細菌の分子生物学的,系統発生的特性及びFISHによる細胞内共生体の検出を行なった。リファマイシン処理したP.soemiusの雌10匹のうち9匹が雄の子孫のみ生じた。一方,リファマイシン未処理の雌からは雌の子孫のみ生じた。P.soemiusからえたリケッチアのうち15クローンについて配列決定を試みた。得られた1388bp配列を調べ,Rickettsia belliiに99%の同一性を示すことを明らかにした。16S rRNA遺伝子の分子系統発生的解析を行い,P.soemiusに感染した15のリケッチャクローンがR.belliiを含むクレードにおいて支持しうる系統を形成することが示された。蛍光顕微鏡法によるハチ体内のリケッチアの分布を調べた。PIリケッチアがP.soemiusにおける単為生殖の原因であることを明らかにした。

シソーラス用語： *リケッチア類 ,  *共生 ,  *寄生バチ ,  *単為生殖 ,  ハチ ,  rRNA遺伝子 ,  蛍光顕微鏡 ,  脂肪酸 ,  大環状化合物 ,  ラクタム ,  酸素複素環化合物 ,  多価フェノール ,  架橋化合物 ,  フェノールエーテル ,  芳香族縮合化合物 ,  カルボン酸エステル ,  ヒドロキシケトン ,  ポリオール
準シソーラス用語： 16S rRNA遺伝子 ,  Pnigalio soemius ,  Rickettsia bellii

分類 (2件)： 微生物の生態  (EG03040J) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

物質索引 (1件)： リファマイシン

タイトルに関連する用語 (9件)： リケッチア属 ,  共生者 ,  捕食 ,  寄生 ,  ハチ ,  膜翅類 ,  Eulophidae ,  単為生殖 ,  繁殖