抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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王子板紙株式会社中津川工場は中芯専抄の抄紙機1台を有し,月間12,000t中芯原紙を生産する段ボール原紙工場である。工場で使用する蒸気と電力はボイラー・タービン発電設備で発生した蒸気のエネルギーを有効利用し発電を行い不足分は購入電力で運用していた。ボイラー・タービン発電設備は設置後40年が経ち劣化が著しく劣化対策工事を施さないと継続した安定運転が困難な状況にあった。加えて汽力発電設備はエネルギー効率が低い上に燃料が高騰し,工場にとってエネルギー費用削減も重点課題となっていた。今回,効率の低い既設ボイラー・タービン発電設備を停止し,総合効率の高いガスタービンコジェネレーション設備の導入した事例と省エネルギーへの取組み及び環境対策への取組み事例について紹介する。(著者抄録)