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J-GLOBAL ID：201002260097684159   整理番号：10A0456249

SNCM439の超高サイクル疲労特性に及ぼす焼もどし温度の影響

Effects of Tempering Temperature on Very High Cycle Fatigue Properties of SNCM439

著者 (4件)： 水門恵理 (北大 大学院工学研究科) ,  中村孝 (北大 大学院工学研究科) ,  小熊博幸 (北大 大学院工学研究科) ,  池田慎太郎 (北大 大学院工学研究科)
資料名： 日本機械学会論文集 A編  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series A)
巻： 76  号： 764  ページ： 440-442  発行年： 2010年04月25日 
JST資料番号： F0227B  ISSN： 0387-5008  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 焼もどし温度を3種類変えたSNCM439を用いて軸荷重疲労試験を行い,超高サイクル域までの疲労特性を明らかにした。そして以下の結果を得た。1)表面破壊の特性については,すべての熱処理条件で従来の知見と一致した。2)内部破壊の特性ついては433K焼もどし材の疲労限度が573K焼もどし材よりも低くなる傾向がみられた。773K焼もどし材においては内部破壊が全く生じなかった。3)基地硬さが低いと介在物は破壊起点とならず,高いとAl₂O₃系介在物が破壊起点となった。さらに高いと超高サイクル域において,TiN系介在物も破壊起点となった。つまり基地硬さの違いにより,破壊起点となり得る介在物の種類が異なった。(著者抄録)

シソーラス用語： *中炭素合金鋼 ,  *低合金鋼 ,  *高サイクル疲れ ,  *焼戻 ,  疲れ試験 ,  *疲れ強さ ,  介在物 ,  硬度 ,  チタン化合物 ,  窒化物
準シソーラス用語： *SNCM439 ,  硬さ

分類 (1件)： 金属材料  (HC05020S)

引用文献 (7件)：

• 1) IKEDA S. Mechanical Engineering Congress, 2008 Japan(MECJ-08). (2008) p.207-208.
• 2) FURUYA Y. Effect of Frequency on Giga-Cycle Fatigue Properties for Low-temperature-Temperes SNCM439 Steel. Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers, Series A. (2002) vol.68, no.667, p.447-483.
• 3) MURAKAMI Y. Metal Fatigue Effects of Small Defects and Nonmetallic Inclusions. Yokendo. (1993)
• 4) OMATA S. Proceedings of the Third International Conference on Very High Cycle Fatigue (VHCF-3), 2004. (2004) p.306-313.
• 5) 越智 保雄. ほか. 疲労の基礎と最近の話題 : 3. 金属材料の超長寿命域における疲労特性. 材料. The Society of Materials Science, Japan. (2003) vol.52, no.4, p.433-439. https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00167735906?from=CiNii, doi:10.2472/jsms.52.433

タイトルに関連する用語 (3件)： SNCM439 ,  高サイクル疲労 ,  焼もどし