抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水中の全有機炭素(TOC)の測定器を紹介した。水中の炭素の形態には無機体炭素(IC)と有機炭素(OC)があり,この中には溶存有機炭素(DOC)と粒子状有機炭素(POC)が含まれ,これらの合計がTOCである。TOCの測定法の原理は,試料中の有機物の酸化分解によって発生する二酸化炭素を測定するというものである。共存するICを除去するために試料水をpH=4以下の酸性にして二酸化炭素を含有しないガスで通気することにより,ICを二酸化炭素として除去する。酸化は一般に試料を燃焼室に注入して高温(650~1200°C)に加熱して有機物を燃焼させて二酸化炭素を発生させ,この量を非分散型赤外線ガス検出器で定量する。燃焼に伴って発生する水分は事前に除湿機で除去する。