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J-GLOBAL ID：201002260250136727   整理番号：10A0208720

鉄鋼中の微量元素を評価する分析技術

著者 (1件)： 平井昭司 (東京都市大)
資料名： 検査技術  (Inspection Engineering (Tokyo))
巻： 15  号： 3  ページ： 1-7  発行年： 2010年03月01日 
JST資料番号： L3524A  ISSN： 1342-9825  CODEN： KGEIAS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄鉱スクラップ材利用の拡大で,予想しない不純物元素混入は避けられない。鉄鋼の材質向上には不純物元素の除去と微量元素の評価・分析が必要である。本報では微量元素の評価・分析法の一つ,中性子放射化分析法を取上げ,定量法,分析原理,応用例を述べた。試料中元素(原子)に中性子を照射して原子を放射性核種に変換し,壊変時の放出γ線の固有エネルギーを測定し,変換前の原子種が分り,またγ線強度測定で変換前原子の量が分る。分析感度レベルはμg~pgと高く,広範囲で元素量と放射能強度比の直線性が成立つ。本法には機器中性子放射化分析法(INAA;照射後の試料をそのままでγ線を測定し多元素を同時分析する)と放射化学中性子分析法(RNAA;照射後に特定の放射性核種を放射化学分離しγ線を測定し,高感度に特定元素を分析する)があり,前者で高純度鉄と鉄鉱石,後者で高純度鉄中モリブデン定量および高純度鉄中コバルトとニッケル同時定量の各分析例を示した。

シソーラス用語： *鉄鋼 ,  *微量元素 ,  微量分析 ,  *中性子放射化分析 ,  不純物 ,  放射性同位体 ,  γ線 ,  エネルギー ,  強度 ,  放射性崩壊 ,  感度 ,  同時分析 ,  放射化学的分離 ,  高純度金属 ,  鉄鉱石 ,  モリブデン ,  コバルト ,  ニッケル
準シソーラス用語： 放射性核種 ,  放射性壊変 ,  放射化学分離

分類 (3件)： 鉄鋼材料  (WE02000W) ,  無機物質中の元素の放射化学的分析  (CC06022C) ,  核化学・放射化学一般  (CB10010V)

タイトルに関連する用語 (4件)： 鉄鋼 ,  微量元素 ,  評価 ,  分析技術