抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究ではフレキシブルアクチュエータを用いて,スライダリンク機構とリンク機構の計2種類の機構のマスタ・スレーブ同機構型ロボットハンドをそれぞれ提案した。これにより得た主な知見を次に示した。1)いずれの機構についても外乱オブザーバを用いた加速度制御に基づく4chコントローラ型のバイラテラル制御系を実装した実験,また,力伝達特性検証実験を行うことにより,力覚伝達を目的としたバイラテラル遠隔操作における本研究提案の有効性を実証したこと,2)将来的に本研究で提案したロボットハンドは,力覚フィードバックを必要する遠隔医療,宇宙での船外活動,および遠隔地との力覚を用いたコミュニケーションインターフェースなどとしての利用が見込まれること,3)遠隔操作のみならず力覚情報の保存も可能なため,人間の技術の抽出,保存,再生を実現し,近年問題となっている熟練技術者の技術の継承問題の解決のための1つのインターフェースとなり得ること。