文献

J-GLOBAL ID：201002260268627434   整理番号：10A1032043

ロメフロキサシン塩酸塩のキラルセレクタとして硫酸化-β-シクロデキストリンを利用する高速向流クロマトグラフィーによるエナンチオ分離

Enantioseparation of lomefloxacin hydrochloride by high-speed counter-current chromatography using sulfated-β-cyclodextrin as a chiral selector

著者 (3件)： WEI Yun (State Key Lab. of Chemical Resource Engineering, Beijing Univ. of Chemical Technol., 15 Beisanhuan East Road ...) ,  DU Shijuan (State Key Lab. of Chemical Resource Engineering, Beijing Univ. of Chemical Technol., 15 Beisanhuan East Road ...) ,  ITO Yoichiro (Bioseparation Technol. Lab., Biochemistry and Biophysics Center, National Heart, Lung, and Blood Inst., National ...)
資料名： Journal of Chromatography B  (Journal of Chromatography B)
巻： 878  号： 28  ページ： 2937-2941  発行年： 2010年10月15日 
JST資料番号： W0571A  ISSN： 1570-0232  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ロメフロキサシン塩酸塩のエナンチオマーをキラルセレクタ(CS)として硫酸化-β-シクロデキストリンを利用する高速向流クロマトグラフィー(HSCCC)によって分離した。分離は,CSを0-60mmole/Lを含む酢酸エチル-メタノール-水(10:1:10,v/v)からなる2相溶媒システムによって頭-対-尾溶出モードで行い,得られた分画分は同定は旋光計と分光偏光計によって行った,その結果,溶媒システム中のCSの濃度がピークの分離度(Rs)に強く影響することを示す。CSの濃度の増加と共にRsははじめは増加して50mmol/Lで最大値に達し,その後,減少する。CSの濃度が溶媒システム中で一定のとき,Rsはロメフロキサシン塩酸塩の濃度の増加と共に低下する。本研究の結果から,硫酸化-β-シクロデキストリンはHSCCCによるキラル分離に非常に有用であることが示唆される。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *硫酸化 ,  *向流クロマトグラフィー ,  *光学分割 ,  *添加剤 ,  *窒素複素環化合物 ,  分離 ,  度 ,  濃度依存性 ,  薬剤分析 ,  デキストリン ,  芳香族フッ素化合物 ,  エノン ,  芳香族縮合化合物 ,  ケト酸 ,  シクロデキストリン
準シソーラス用語： エナンチオマ分離 ,  *キラルセレクタ ,  *高速向流クロマトグラフィー ,  分離度

分類 (2件)： クロマトグラフィー,電気泳動  (CC01050S) ,  薬物の分析  (GV01040Q)

物質索引 (2件)： β-シクロデキストリン ,  ロメフロキサシン塩酸塩

引用文献 (21件)：

• ALLENMARK, S. Chromatographic Enantioseparation. 1991, 4
• MAIER, N. M. J. Chromatogr. A. 2001, 906, 3
• ITO, Y. Nature. 1987, 326, 419
• YUAN, L. M. Preparative Chromatography Technology and Application. 2005, 107
• YUAN, L. M. J. Chromatogr. A. 2001, 927, 91

タイトルに関連する用語 (6件)： ロメフロキサシン塩酸塩 ,  キラルセレクタ ,  硫酸化 ,  β-シクロデキストリン ,  高速向流クロマトグラフィー ,  エナンチオ分離