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J-GLOBAL ID：201002260315820434   整理番号：10A0742787

りんご搾汁残渣からの食品素材と剪定枝の燃料化

著者 (1件)： 市田淳治 (青森県産技セ 工業総合研)
資料名： Techno Innovation  (Techno Innovation)
巻： 20  号： 1  ページ： 6-11  発行年： 2010年06月30日 
JST資料番号： L4276A  ISSN： 0917-5172  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 青森県の主要産業であるりんご加工の製造工程から大量の残渣が排出される。地域では,残渣を乾燥して再利用を図る試みがなされてきたが事業化に至らず,現在では県外の乾燥プラントを利用している。本事業では,従来の化石燃料に加えて,りんご剪定枝等木質ペレットを燃料とした新たなハイブリッド型乾燥システムを開発し,りんご残渣の乾燥実験を行った。その結果,乾燥ファイバー1kg当たりの灯油の燃料コストは105円/kg,一方,木質ペレットでは230円/kgと灯油の2.2倍のコストを要することが示され,実用化に向けたコストダウンが課題となったが,木質ペレットを利用することで乾燥残渣1kg当たりの温室効果ガス削減効果は4.0kg-CO₂/kgと試算された。得られた「りんごエコ・ファイバー」について,各種成分分析及びファイバー入りクッキーを試作した結果,従来の市販アップルファイバーと同等の品質が得られ,新たな付加価値の高い商品の市場化の可能性が示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *リンゴ ,  *搾汁 ,  *残留物 ,  *食品副産物 ,  *廃棄物 ,  青森県 ,  *枝 ,  ペレット ,  温室効果ガス ,  クッキー ,  乾燥機 ,  食品成分 ,  食物繊維 ,  *資源回収 ,  *製造
準シソーラス用語： 機能性成分 ,  *食品残渣 ,  *燃料製造 ,  木質ペレット ,  *剪定枝

分類 (4件)： 環境問題  (SA01020V) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  果実飲料,加工飲料  (FJ06020S) ,  果樹  (FC03042G)

引用文献 (3件)：

• 平成20年産りんご流通対策要項, 青森県りんご果樹課, 平成21年2月.
• 村田智子,月刊フードケミカル, 15, 40-43(1999).
• 武部和夫, 牧野 勲, 小沼富男, 中村光男, 筒井理裕, 遅井野健, 工藤幹彦, 増田 光, 玉沢直樹, 最新医学, 37, 2268-2274(1982).

タイトルに関連する用語 (5件)： りんご ,  搾汁残渣 ,  食品素材 ,  剪定枝 ,  燃料