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J-GLOBAL ID：201002260333386113   整理番号：10A0441006

電子スピン共鳴法を用いたアガロースゲルの内部環境に関する研究

Internal Environment of Agarose Gel Studied by the ESR Spectroscopy

著者 (2件)： 岩村武 (静岡県立大学環境科学研究所) ,  坂口眞人 (静岡県立大学環境科学研究所)
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 67  号： 4  ページ： 248-253 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： PVA に TEMPO 骨格を導入した高分子スピンプローブ剤 PVA-TEMPO を合成し,アガロースゲルに導入した.PVA-TEMPO を導入したアガロースゲルの ESR スペクトルを測定したところ,7~60°C の温度領域で PVA-TEMPO の分子運動性が PVA-TEMPO 水溶液と比較して低下していることが明らかになった.一方,PEG に TEMPO 骨格を導入した高分子スピンプローブ剤 PEG-TEMPO を導入したアガロースゲルの ESR スペクトルを測定したところ,PEG-TEMPO 水溶液と比較して,PEG-TEMPO の分子運動性の低下は認められなかった.本報では,ESR スペクトルと FT-IR スペクトルより,アガロースゲルの内部環境について論じた.(著者抄録)

シソーラス用語： *ヒドロゲル ,  多糖類 ,  分子運動 ,  プローブ ,  *ESR【磁気共鳴】 ,  ポリビニルアルコール ,  アガロース ,  スピンプローブ
準シソーラス用語： 電子スピン共鳴 ,  *アガロースゲル ,  PVA【重合体】

分類 (2件)： 高分子のスペクトル  (CG02033O) ,  多糖類  (CF10054P)

物質索引 (1件)： TEMPO

引用文献 (10件)：

• 1) 鈴木淳史, 表面技術, 58, 647 (2007).
• 2) F. Ilmain, T. Tanaka, and E. Kokufuta, Nature, 349, 400 (1991).
• 3) T. F. Child and N. G. Pryce, Biopolymers, 11, 409 (1972).
• 4) S. Arnott, A. Fulmer, and W. E. Scott, J. Mol. Biol., 90, 269 (1974).
• 5) M. Djabourov, A. H. Clark, D. W. Rowlands, and S. B. Ross-Murphy, Macromolecules, 22, 180 (1989).

タイトルに関連する用語 (3件)： 電子スピン共鳴 ,  アガロースゲル ,  研究