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J-GLOBAL ID:201002260628112074   整理番号:10A0523410

インターネット・ガバナンス 国際的動向とその背景

著者 (1件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 52-75  発行年: 2010年05月20日 
JST資料番号: L3061A  ISSN: 0919-7133  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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1。インターネット制度の改革を目指したインターネット・ガバナンス(統治)の議論が,2005年ごろ,世界情報社会サミット(WSIS)を発端に盛り上がった。インターネットの制度管理における米国一国支配の打破が問題意識であったが,現実にはこれに代わる管理体制を見出すことができずに,国際的議論は2009年秋でほぼ終息した。しかし,議論自体が米国にとっては国際的圧力として機能し,結果としてドメインネーム・システム(DNS)の運営の透明化・公正化に寄与した。ただ,IP(インターネットプロトコル)アドレス関連制度(IANA機能)については,米国政府支配の究極的な実態に変更はなかった。2。現在のインターネット・ガバナンスの最重要事項は安全性の確保であり,これはインターネットの本質構造がもたらす不可避の問題である。3。インターネット・ガバナンスは多面的に確保される必要があるが,IP網部分に関していえば,インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)の影響力の大きさに対して規制の網が弱く,ガバナンスの視点での議論が不十分と思われる。さらに,グーグルなどのコンテンツ事業者に優位というIP網の構造変化に対応した政策形成も必要である。4。今後のインターネットの影響の広がりを考慮し,インターネットを中心にすえた総合的な情報法制も必要であろう。(著者抄録)
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分類 (1件):
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電話・データ通信・交換一般 
引用文献 (14件):
  • 戸根勤「ネットワークはなぜつながるのか第2版--知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識」日経BP社、2007年
  • アルバート・ラズロ・バラバシ著、青木薫訳「新ネットワーク思考--世界のしくみを読み解く」NHK出版、2002年
  • 谷脇康彦「インターネットは誰のものか--崩れ始めたネット社会の秩序」日経BP社、2007年
  • ジョナサン・ジットレイン著、井口耕二訳「インターネットが死ぬ日」早川書房、2009年
  • 国連WSIS・IGF関連文書
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タイトルに関連する用語 (4件):
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