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J-GLOBAL ID:201002260697554429   整理番号:10A0677397

コンドライト高分子物質における重水素の濃縮-有機物,水および小惑星の起源と進化に対する含意

Deuterium enrichments in chondritic macromolecular material-Implications for the origin and evolution of organics, water and asteroids
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巻: 74  号: 15  ページ: 4417-4437  発行年: 2010年08月01日 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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以前分析されていなかったいくつかの隕石から分離した不溶有機物質(IOM)の元素及び同位体組成,および,以前計測したいくつかの試料のH同位体組成の分析結果(Alexander他,2007)を報告した。通常コンドライト(OCs)のIOMは変成の進行および,H/Cの減少に伴って非常に大きな重水素(D)濃縮度を有し,計測された最も極端な場合のδD値はほぼ12,000‰であった。われわれは,このような大きい同位体分別は,OC母体において,同位体的に非常に軽い,Feが低温(<200°C)で水により酸化されたときに発生するH<sub>2</sub>の喪失を通して発生すると提案した。また,類似の同位体分別は,同様の変成度とIOM H/C比を有するCVおよびCOコンドライトのIOMにおいては発生しないことを示唆した。これは,CVsやCOsにおいて比例的により少ない水が消費され,進行的な脱水素にもかかわらず残りの水がH同位体の組成を緩衝するからである。水素は,また,CI,CMおよびCR炭素質コンドライトの変成作用中にも発生するものとみられる。これらの隕石のIOMは相当な範囲の同位体組成を示したが,すべてにおいて,地球の値に比べDや<sup>15</sup>Nが濃縮されていた。これらのグループの隕石中の最も同位体的に異常なIOM組成は,おそらく,その原始の値に最も近いものと考えられる。母体におけるDリッチなIOMと水との間の交換に伴うH<sub>2</sub>発生に関連したD濃縮は,どのコンドライトもこれらが共生した水氷の原始H同位体組成を保持していることはありそうもないことを意味している。水リッチなコンドライトCMおよびCIsのH同位体組成(δD≦-25‰)はこれらの水が太陽からの大きな半径距離で形成していないことを示唆しており,内部太陽系のO同位体組成を説明するモデルには,外部太陽系から内部太陽系への輸送された大量の氷水が必要である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
流星,すい星,いん石  ,  太陽系一般  ,  同位体分離 

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