自身の毒ホスホリパーゼA<sub>2</sub>による毒ヘビの肝臓におけるホスホリパーゼA<sub>2</sub>阻害剤の発現のアップレギュレーション

KINKAWA Kohshi; SHIRAI Ryoichi; WATANABE Shin; TORIBA Michihisa; HAYASHI Kyozo; IKEDA Kiyoshi; INOUE Seiji

文献

J-GLOBAL ID：201002260838934034 整理番号：10A0489399

自身の毒ホスホリパーゼA₂による毒ヘビの肝臓におけるホスホリパーゼA₂阻害剤の発現のアップレギュレーション

Up-regulation of the expressions of phospholipase A₂ inhibitors in the liver of a venomous snake by its own venom phospholipase A₂

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資料名：
巻： 395 号： 3 ページ： 377-381 発行年： 2010年05月07日
JST資料番号： B0118A ISSN： 0006-291X 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

Gloydius brevicaudusのような毒ヘビはその血液中に3つの異なるタイプのホスホリパーゼA₂阻害剤(PLIα,PLIβおよびPLIγ)を持ち,自身の毒ホスホリパーゼA₂(PLA₂)から自身を保護している。G.brevicaudus肝臓におけるこれらPLIの発現は,自身の毒の筋肉内注射により増強されることが見出された。また,肝臓におけるPLIαおよびPLIβの遺伝子発現の増強は,この毒に含まれる酸性PLA₂により誘導されることが見出された。さらに,PLIの遺伝子発現に及ぼす酸性PLA₂の影響は,その酵素活性と無関係であることが示された。これらの毒ヘビは自身の毒に対する自己保護システムを発達させ,それにより毒成分は肝臓における抗毒蛋白質の発現をアップレギュレーションしていることをこれらの結果が示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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酵素生理 , 動物起原の毒性 , 遺伝子発現 , 酵素一般 , 生物学的機能

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自身の毒ホスホリパーゼA2による毒ヘビの肝臓におけるホスホリパーゼA2阻害剤の発現のアップレギュレーション

自身の毒ホスホリパーゼA₂による毒ヘビの肝臓におけるホスホリパーゼA₂阻害剤の発現のアップレギュレーション