抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
泉大津の埋立地に転炉スラグの配合比を変えた盛土実験地を設け,植栽した樹木の生育・土壌環境の変化等の追跡調査を行い,緑地構造体としての効果を検証した。盛土材として利用した残土と転炉スラグの配合割合は,重量比換算で1工区が転炉スラグ30%,2工区が転炉スラグ15%,3工区が転炉スラグ0%とし,各工区にウバメガシを5本,シャリンバイを100本植栽した。また,残土の土壌改良および転炉スラグの効果を判定するために,各工区の植栽木の半分にはパーク堆肥を混合した。調査の結果から,残土に転炉スラグを15%配合した2工区が,転炉スラグを30%配合した1工区,転炉スラグ0%配合の3工区と比較して定点観測による葉量の状態や,生長量が良好であった。また,転炉スラグを配合することによって,残土の透水性を改善することも確認できた。以上のことから,転炉スラグは植物生育に有効で,緑地構造体造成に有用であることが示唆された。(著者抄録)