抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アナトー色素はベニノキ科ベニノキ(Bixa orellana)種子の被覆物から得られる。ベニノキは広く熱帯各地で栽培されている。アナトー色素はカロチノイド系色素で主成分はビキシンとノルビキシンで,ビキシンを水酸化カリウムや水酸化ナトリウムを用いて加水分解して得られるノルビキシンカリウムとノルビキシンナトリウムを水溶性アナトーと呼ぶ。我が国ではアナトー色素は既存添加物,水溶性アナトーは指定添加物として扱われる。アナトー色素の安全性についてはAIGによる毒性試験の結果を第67回JECFAが評価した。アナトー色素及び水溶性アナトーの製剤には,ビキシン又はノルビキシンを主成分とする製剤のほか水溶性アナトー製剤があり,それぞれの分野で三栄源エフ・エフ・アイ社が市場導入した製品について紹介した。