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J-GLOBAL ID：201002260945103730   整理番号：10A0859159

Cu-Be-Co合金の曲げ加工性と強度に及ぼすMg添加の影響

Effect of Addition of Mg on Bend Formability and Strength of a Cu-Be-Co Alloy

著者 (3件)： 細田圭純 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  渡邊千尋 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  門前亮一 (金沢大 大学院自然科学研究科)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 49  ページ： 205-209  発行年： 2010年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 最近,コネクタや電導バネなどの端子部品の高密度化,軽量化に伴い,銅合金には高強度,高導電性に加え,優れた曲げ加工性が要求されている。本研究では,Cu-1.8Be-0.21Co(wt%)合金の不連続析出(DP)を抑制するためMgをそれぞれ0.01,0.03wt%添加し,引張特性と曲げ加工性への影響を調べた。Mgの添加により強化相γ′_I析出物の体積率が増加し,そのため引張強さが向上した。曲げ加工を施すとDPセル内のγ析出物の破断によってボイドが生じ,そこから亀裂が発生し粒界での割れに進展した。Mgの添加によりDPセルの幅が狭くなり,セル内の変形の局在化の程度が小さくなった結果セル内γ析出物の破断による亀裂が形成され難くなった。そのため,曲げ加工性が向上した。

シソーラス用語： *銅合金 ,  ベリリウム含有合金 ,  コバルト含有合金 ,  マグネシウム添加合金 ,  コネクタ ,  端子 ,  *金属組織 ,  *機械的性質 ,  成形性 ,  曲げ加工 ,  時効処理 ,  時効硬化 ,  不連続析出 ,  引張強さ ,  降伏強さ ,  伸び率 ,  析出物 ,  析出硬化 ,  体積率 ,  亀裂発生 ,  粒界割れ ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性 ,  透過型電子顕微鏡 ,  走査電子顕微鏡 ,  応力集中 ,  *組織 ,  *性質 ,  強度 ,  曲線 ,  線 ,  特性
準シソーラス用語： ミクロ組織【金属組織】

分類 (2件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (15件)：

• 宮藤元久: 伸銅技術研究会誌, 36(1997), 8.
• 二塚錬成: 伸銅技術研究会誌36(1997), 25.
• K. Nomura: Kobe steel engineering reports, 54(2004), 2.
• 千葉広樹, 村松尚国, 竹田真帆人: 銅と銅合金, 45(2006), 76.
• 三木雅道, 荻野喜清: 伸銅技術研究会誌, 31(1992), 175.

タイトルに関連する用語 (5件)： Cu ,  Be ,  Co合金 ,  曲げ加工性 ,  Mg