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J-GLOBAL ID:201002260996947011   整理番号:10A0471107

森林教育が包括する内容の分類

Classifying the Contents of the Current System of Forest Education in Japan.
著者 (2件):
資料名:
巻: 92  号:ページ: 79-87  発行年: 2010年04月01日 
JST資料番号: F0858A  ISSN: 1349-8509  CODEN: NSGICL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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森林および木材に関する多様な教育活動が行われているが,それらを俯瞰する教育内容の整理は未だに十分とはいえない。そこで本研究では,森林教育の全体像を明らかにするために,文献調査と森林体験活動の実態調査を行い,森林教育が包括する内容の整理,分類を行った。その結果,森林教育の内容は4要素8項目に及ぶものであることが確認された。すなわち,1)森林資源:(a)資源利用(木工,林産物利用など),(b)森林管理(林業作業など),2)自然環境:(c)森林環境(森林の働きの学習など),(d)生態系(自然観察など),3)ふれあい:(e)保健休養(森林浴など),(f)野外活動(運動,芸術的活動など),4)地域文化:(g)地域環境,(h)暮らしである。これらの要素には,実態調査から得られた多様な森林体験活動の内容をあてはめることができた。森林教育には異なる内容の要素が含まれていたが,それぞれの要素の明確な区分は難しく,重複した関係がみられた。森林教育に多様な内容が含まれる背景には,森林がもつ多面的な機能と,社会からの森林へ多様な期待とが考えられた。森林教育への今後の課題として,教育目的の整理,体系化と,実施体制の確立が挙げられた。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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林業政策 
引用文献 (26件):
  • 中央森林審議会 (1999) 今後の森林の新たな利用の方向—21世紀型森林文化と新たな社会の創造—. 7-12 (http://www.maff.go.jp/soshiki/rinnya/rinsei/991117-03.pdf 2008年4月21日取得).
  • 遠藤良太 (1994) 森林・林業における教育問題の変遷. 環境教育4 (1): 30-36.
  • 広嶋卓也・山本清龍・田中延亮・柴崎茂光・堀田紀文・坂上大翼 (2006) 富士山を題材とした森林教育プログラムの開発実践と効果把握—初等・中等学校における森林教育実践上の課題と対応策—. 日林誌 88: 160-168.
  • 比屋根哲 (2001) 森林教育の理念と研究の課題—議論の素材として—. 森林科学 31: 30-37.
  • 比屋根哲 (2003) 森林環境教育. (森林計画学. 木平勇吉編, 朝倉書店). 204-222.
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