抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年の犯罪者やテロリストの増加に伴い,バイオメトリクス個人認証技術に関する必要性は年々高まっています。顔認証技術は,被撮影者が認証動作を必要としない点や,履歴として残された画像から本人特定が容易にできる点など,他のバイオメトリクス個人認証技術にはない優位性があります。NEC情報・メディアプロセッシング研究所では,2010年1月から5月に実施された米国国立標準技術研究所(NIST)によるバイオメトリクス技術評価プログラムMultiple Biometric Evaluationに参加し,ビザ申請顔画像を用いた評価で180万名中95%の1位検索率,誤照合率0.3%を達成するなど,参加組織中,最も高い認証性能を得ることができました。本稿では,NECの顔認証技術を説明し,NISTでの評価結果とNECの顔認証エンジンを使った応用事例を紹介します。(著者抄録)