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J-GLOBAL ID:201002261029536644   整理番号:10A0724556

銅を含む模擬スラッジを熱安定化させるアルミン酸銅スピネルとアルミン酸第一銅デラフォサイトの生成

Formation of copper aluminate spinel and cuprous aluminate delafossite to thermally stabilize simulated copper-laden sludge
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巻: 181  号: 1-3  ページ: 399-404  発行年: 2010年09月15日 
JST資料番号: B0362A  ISSN: 0304-3894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ここに報告する研究では,銅を含むスラッジをγ-アルミナ及びカオリナイト前駆体とともに熱処理したときに働く安定化メカニズムを明らかにし,各生成相からの浸出の遅れを評価した。検討した系の熱的反応の中では,銅を含む4種類の相-酸化銅(CuO),酸化第一銅(Cu<sub>2</sub>O),アルミン酸銅スピネル(CuAl<sub>2</sub>O<sub>4</sub>)及びアルミン酸第一銅デラフォサイト(CuAlO<sub>2</sub>)が見出された。これらの相を個別に合成して0.1Mの塩酸水溶液で浸出試験を行なったところ,相対的な滲出性は,CuAl<sub>2</sub>O<sub>4</sub><CuAlO<sub>2</sub><<Cu<sub>2</sub>O<CuOであった。ここでは,銅をCuAl<sub>2</sub>O<sub>4</sub>とCuAlO<sub>2</sub>に安定化するシンタリング条件と生成メカニズムを広く論じた。3時間の短いシンタリングで,γ-アルミナ前駆体によって850から950°Cの間でCuAl<sub>2</sub>O<sub>4</sub>が効果的に生成されることが見出された。カオリナイトは,γ-アルミナより結合能力が低かったが,950から1000°Cの間でかなりの量の銅をCuAl<sub>2</sub>O<sub>4</sub>に変換することが見出された。さらに高温では,カオリナイト使用の場合にははCuAlO<sub>2</sub>の生成に先んじてCu<sub>2</sub>O-クリストバライト溶液を生ずるので,γ-アルミナ使用の場合にのみCuAlO<sub>2</sub>が生成した。スピネル生成メカニズムは2段階であるとの仮説が,系のCu/Al比を変えた実験の結果で立証され,律速過程は第二段階の拡散過程であることが確認された。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
スラッジ処理・処分  ,  重金属とその化合物一般 

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