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J-GLOBAL ID：201002261072487380   整理番号：10A0127303

オーストラリアの養殖甲殻類から単離した新種Vibrio owensii

Vibrio owensii sp. nov., isolated from cultured crustaceans in Australia

著者 (7件)： CANO-GOMEZ Ana (Australian Inst. Marine Sci., Qld, AUS) ,  CANO-GOMEZ Ana (James Cook Univ., Qld, AUS) ,  GOULDEN Evan F. (Australian Inst. Marine Sci., Qld, AUS) ,  GOULDEN Evan F. (Univ. New England, NSW, AUS) ,  OWENS Leigh (James Cook Univ., Qld, AUS) ,  HOJ Lone (Australian Inst. Marine Sci., Qld, AUS) ,  HOJ Lone (James Cook Univ., Qld, AUS)
資料名： FEMS Microbiology Letters  (FEMS Microbiology Letters)
巻： 302  号： 2  ページ： 175-181  発行年： 2010年01月 
JST資料番号： E0002C  ISSN： 0378-1097  CODEN： FMLED7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： この研究において,オーストラリアの養殖イセエビ属から単離した2株の細菌を生化学的/分類学的に特性化した。形態及び生理学研究により,両株は28°C/24hで良く増殖すること及びグラム陰性菌であることを示した。16S rRNA遺伝子配列解析に基づく系統発生解析により,両株はVibrio属のHarveyクレードに属することを示した。また,5種のハウスキーピング遺伝子によるマルチ遺伝子座配列解析により,両株は近縁種に94.4%の相同性を伴って単一系統群を形成することを示した。一方,分子ハイブリダイゼーション実験により,両株は76%のDNA相同性を示したが,他の近縁種はいずれも<70%で異種であることを示した。また,両単離株の細胞の主要脂肪酸はC_15:0iso 2-OH及び/またはC_16:1ω7(約37%),C_16:0(約17%)及びC_18:1ω7(約16%)であった。これらのデータから,両単離株をVibrio属の同じ新種として判定し,Vibrio owensiiと命名した。この新種の基準株として,DY05^T(=JCM 16517^T=ACM 5300^T)を指定した。

シソーラス用語： *イセエビ属 ,  養殖 ,  *Vibrio ,  *新種 ,  *生物分類 ,  ヌクレオチド配列 ,  遺伝子型 ,  表現型 ,  種差 ,  相同性 ,  系統発生 ,  系統樹 ,  rRNA ,  脂肪酸組成 ,  オーストラリア連邦 ,  グラム陰性菌 ,  Vibrio harveyi ,  遺伝子座 ,  ハウスキーピング遺伝子
準シソーラス用語： 16S rRNA ,  Vibrio campbellii ,  *Vibrio owensii

分類 (2件)： 微生物形態学・分類学  (EG03030Y) ,  魚類以外の水産動物  (FH02030V)

タイトルに関連する用語 (6件)： オーストラリア ,  養殖 ,  甲殻類 ,  単離 ,  新種 ,  Vibrio