抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2008年に森林総合研究所とフィンランド森林研究所(METLA)は共同研究の枠組みに関する覚書を締結した。さらに,同研究所林木育種センターは,2010年にMETLAと林木育種に関する共同研究実施について合意し,現在マツ類,トウヒ類,等についてのマツノザイセンチュウ抵抗性育種やトウヒ属の種間雑種創出について共同研究を推進している。2009年にフィンランドの林業及び林木育種の現状に関して現地調査と視察を行った。その概要を報告した。それは,フィンランドの森林,林業について,同国林木育種流れ,育種対象樹種と育種目標,育種の普及および成果,将来に向けた取り組みに分けて述べた。フィンランドの林木育種はオーソドックスであるが,カンバ種の施設内採種園のような先端的取り組みがなされており,計画的な種子生産が行われていた。北海道では,主要造林種のカラマツ類の種子不足が顕在化しており,現友の採種園の改良とともに環境を制御可能な施設内採種園の必要性を痛感した。