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J-GLOBAL ID：201002261164862195   整理番号：10A0471315

高速道路をどうするか

著者 (1件)： 武部健一 (道路文化研)
資料名： 高速道路と自動車  (Expressways and Automobiles)
巻： 53  号： 5  ページ： 13-17  発行年： 2010年05月01日 
JST資料番号： F0048A  ISSN： 0287-2587  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ここ10年間,高速道路には逆風が吹き続けているが,日本の高速道路は世界の大勢の中でどのような位置にあるのか。国土面積と人口の積の平方根の値・国土係数で高速道路延長を割った値・高速道路国土係数比で比較してみると,中国や韓国など東アジアの高速道路は進展が著しく,車線数別延長で比較すると,いまや日本は東アジアの中で後塵を拝する位置にある。「高速道路あるいは道路一般は,日本は既に欧米諸国の水準を上回っている」との論調もあるが,その論拠としている係数値は,その論者が恣意的に独自に計算したもので,ひどいまやかしである。公正な態度を望みたい。日本の高速道路は,ほぼ概成されたが,山陰,東北の日本海沿岸,東九州地区など,まだまだミッシング・リンクが多く,リンクを完結させる必要がある。高速道路の使い方にしても,有料区間と無料区間とが,一貫した哲学もなく混在している現状など,更なる議論を待望する。

シソーラス用語： *高速道路 ,  *道路整備 ,  *東アジア ,  係数 ,  道路網 ,  日本 ,  大韓民国 ,  中華人民共和国
準シソーラス用語： 国土係数

分類 (2件)： 道路工学一般  (RC08010M) ,  道路輸送・サービス一般  (TB01010O)

タイトルに関連する用語 (1件)： 高速道路