抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多環芳香族炭化水素(PAHs)による都市の湖沼と河川の汚染は,過去40年間,アメリカにおいて増加した。著者たちは,全米の都市域における40湖沼のコアの1990年以降の堆積物中のPAHsの起源を,コールタールベース(CT)のシールコート汚染物-都市PAHの発生源として最近認識された-を潜在的発生源として含む,質質量収支リセプタモデルを用いて評価した。考慮した他のPAH源は,幾つかの石炭と自動車関連の発生源・木材燃焼・重油燃焼である。4つの最良のモデルシナリオの全てが,40湖沼の平均を取った場合,CTシールコートが最大のPAHは発生源で,堆積物中のPAHの約半分を占め,次いで,自動車関連の発生源,石炭燃焼であることを示す。湖沼におけるPAH濃度は,CTシールコートからのPAH負荷量と非常に相関があり(スピアマンの順位相関係数が0.98),40湖沼の平均の相対PAH組成は,CT被覆舗装からのダストのPAH組成と非常に相関した(r=0.95)。PAH濃度とCTシールコートからの質量,並びに,?荷部分は,アメリカ西部よりも中央部東部において著しく多く,これは,地域的に使用するシールコート製品の種類の違いを反映する。モデルを用いて,40湖沼の内の8つについて,過去40年から100年のPAH発生源の寄与の経時的傾向を計算した。7つの湖沼で,CTシールコートが1960年代からの最大の発生源であり,この内の6湖沼で,PAHの傾向が上向きである。交通は,この8つの湖沼-CTシールコートが稀な南カリフォルニアにある-で,最大の発生源である。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.