抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ホシダカラは熱帯太平洋を主分布域とするタカラガイ科の1種である。著者は和歌山県有田群西広海岸で本種の幼個体を確認し,紀伊水道北端での産出例として記録した。成長初期に幼殻(死殻)で,貝殻の全体形状はビワガイ状で,螺層は胎殻に続き約4層からなっていた。殻口は大きく開き,内側に微細なコケムシ類の着生が見られた。表面は淡い褐色字に褐色の縞模様があり,褐色の半天が見られた。殻高57.6mm,殻径34.9/28.1mm,2009年10月21日採集。今回の確認例は夏季に黒潮で運ばれた幼生が確認付近で定着し,成長過程で斃死したものと考えられた。