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J-GLOBAL ID:201002261762379245   整理番号:10A0755157

ヌクレオソームの配置とDNAメチル化との関係

Relationship between nucleosome positioning and DNA methylation
著者 (19件):
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巻: 466  号: 7304  ページ: 388-392  発行年: 2010年07月15日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ヌクレオソームは核内でDNAを小さくまとめて,DNAへの接近を調節しており,ヒストン八量体の周りにほぼ147塩基対の長さのDNAが巻き付いた構造をしている。今回我々は,シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)の単一ヌクレオソームの大量並行シーケンシング法による解読を使って,ゲノム全体でのヌクレオソームの配置を解析した。一塩基の分解能でのDNAメチル化プロファイルとこれらのデータを組み合わせることによって,ヌクレオソームに結合したDNAのメチル化状態に10塩基の周期性があることが突き止められ,ヌクレオソームDNAが周辺のDNAに比べて高度にメチル化されていることが明らかになった。これらの結果は,ヌクレオソームの配置がゲノム全域でのDNAメチル化パターンに影響すること,またDNAメチルトランスフェラーゼがヌクレオソームに結合したDNAを選択的に標的とすることを示している。同様の傾向がヒトのヌクレオソームDNAでも観察され,これはヌクレオソームとDNAメチルトランスフェラーゼの関係が保存されていることを示している。さらに,動物ではこれまでにも観察されているが,ヌクレオソームはエキソンに非常に多く,イントロン-エキソン,エキソン-イントロンの境界に選択的に配置されていた。RNAポリメラーゼII(Pol II)もイントロンに比べてエキソンに多く集まっており,ヌクレオソームの配置がPol IIの処理能力を調節しているという仮説が裏付けられた。DNAメチル化もエキソンに多くみられ,これはDNAメチル化がヌクレオソームに集中的に起こる傾向と一致しており,DNAメチル化はエキソン認識に役立っていると考えられる。Copyright Nature Publishing Group 2010
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