抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イスタンブール市の都市交通の現況と,日本の協力により建設が進んでいるボスポラス海峡横断鉄道の概要について紹介した。1)イスタンブール市の都市交通としては,2路線の地下鉄,5路線のLRT,起伏に富んだ市街地を走る2路線の地下ケーブルカー,近郊電車が走るトルコ国鉄(TCDD)がある。2)ボスポラス海峡横断鉄道は,海峡を挟んで東西にアジア側とヨーロッパ側に分かれている市の中心部を結ぶもので,海峡横断交通需要の増大への対応と道路交通からの転移の促進を目的としている。日本の円借款により事業化され,海底トンネルは世界最深(最大深度60m)となる沈埋工法により施工され,TCDDの長距離列車や貨物列車の運行も可能である。トンネル区間とその前後はATOワンマン運転で,440両の車両が2013年末までに製作,納入される。事業区間には歴史的遺産が多数存在し,遺跡調査等のために当初予定より遅れて2014年の完成予定である。